Excat for Javaチュートリアル-3.3 ダンプファイルの取得

本節では、「障害情報取得ツール(DumpStack)」のダンプファイル手順について説明します。

ダンプファイル取得手順

サンプルアプリケーションを起動し、ダンプファイルを取得します。

  1. アプリケーションサーバーの起動
  2. サンプルアプリケーションの実行
  3. ダンプファイルの確認

(1)アプリケーションサーバーの起動

Eclipseを起動する。
サーバービューの"ローカル・ホストのTomcat v5.5サーバー」を右クリックし、「開く」を選択する。
概要の「起動構成を開く」リンクをクリックする。

ダンプファイルの取得6

「引数」タブをクリックし、「VMの引数」に以下の引数を追加する。
【VM引数】
-agentlib:DumpStack=configpath=c:\excat\DumpStack\Web,jvmid=1

ダンプファイルの取得7

備考

VM引数に「-Dcatalina.base=...」という引数が既に設定されていますが、この引数は消さずに先頭に上記のVM引数を追加してください。
"configpath="以降には、「3.2 設定ファイルの作成」で作成した設定ファイルが存在するディレクトリを指定します。

「適用」ボタンをクリックし、「OK」ボタンをクリックする。
サーバービューの"ローカル・ホストのTomcat v5.5サーバー」を右クリックし、「プロジェクトの追加および除去」を選択する。

ダンプファイルの取得8

使用可能なプロジェクトに表示されている"Sample2"を選択し、「追加」ボタンをクリックする。すると構成プロジェクトに"Sample2"が追加されるので、「終了」ボタンをクリックする。

ダンプファイルの取得9

サーバービューの「サーバーを始動」ボタンをクリックする。

ダンプファイルの取得10

サーバーが起動すると以下のように状態が「始動済み」となります。

ダンプファイルの取得11

(2)サンプルアプリケーションの実行

Webブラウザを起動し、アドレスバーに以下のURLを入力する。
http://localhost:8080/Sample2/
「ログイン」ボタンをクリックする。

ダンプファイルの取得12

顧客ID、顧客名に以下を入力し、「送信」ボタンをクリックする。
  • 顧客ID:000001
  • 顧客名:サンプル

ダンプファイルの取得13

「送信」ボタンを押すことで監視対象の業務ロジックが実行され、ダンプファイルが取得されます。

以下の画面が表示されることを確認し、「戻る」ボタンをクリックする。

ダンプファイルの取得14

入力画面に戻り、再度「送信」ボタンをクリックする。

ダンプファイルの取得15

エラー画面に遷移することを確認する。

ダンプファイルの取得16

(3)ダンプファイルの確認

"C:\excat\log\(実行した日付)\"以下に、下記のフォルダが作成されていることを確認する。
  • com_ibatis_common_jdbc_exception_NestedSQLException
  • java_sql_SQLException
  • jp_co_ipride_excat_sample_blogic_InputBLogic

3.4 ダンプファイルの解析