本節では、「障害情報取得ツール(DumpStack)」の設定ファイル作成手順について説明します。
設定ファイル作成手順
以下の手順で作成します。
(1)事前準備
前章の「2. スタンドアローンでExcat for Javaを使ってみよう」の設定ファイルと保存場所が異なります。以下の手順で保存先を作成してください。
"C:\excat\DumpStack"に"Web"フォルダを作成する。
"C:\excat\DumpStack\Configuration.xsd"を"C:\excat\DumpStack\Web"にコピーする。
*DumpStackを起動する時に、設定ファイルの場所を「c:\excat\DumpStack」以外のフォルダに指定した場合、Configuration.xsdを同じフォルダにコピーしないと、DumpStackが起動されません。
(2)基本設定
基本設定は前章の「2. スタンドアローンでExcat for Javaを使ってみよう 2.2 設定ファイルの作成 (1)基本設定」を参照してください。
(3)監視タスク
今回は、監視する例外に加えて監視するメソッドの設定も行なってみます。また、確認するオブジェクトの内容を変更します。
監視する「例外」若しくは「エラー」の「追加」ボタンをクリックする。
例外ターゲットに「java.sql.SQLException」と入力し、「保存」をクリックする。
監視するメソッドの「追加」ボタンをクリックする。
メソッド監視の設定に以下を入力し、「保存」をクリックする。
- クラス名:jp.co.ipride.excat.sample.blogic.InputBLogic
- メソッド名:execute
- シグネチャ:(jp.co.ipride.excat.sample.vo.Input)jp.terasoluna.fw.service.thin.BLogicResult
- 実行回数:5
ダンプするオブジェクト内容のすべてにチェックをつける。
備考
この設定では、オブジェクトのフィールド変数をアクセス修飾子ごとにダンプするかどうか指定することができます。通常はすべてチェックします。
(4)設定ファイル保存
設定したファイルを保存します。
「別名保存」をクリックする。
「C:\excat\DumpStack\Web」に「DumpStack.config」という名前でファイルを保存する。
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