本節では、「障害情報取得ツール(DumpStack)」の設定ファイル作成手順について説明します。
設定ファイル作成手順
設定ファイルはXML形式で記述され、設定ファイル編集ツール(ConfigEditor)を使用して編集します。設定ファイルには、監視対象の例外やダンプするオブジェクトの情報を定義します。以下の手順で作成します。
(1)基本設定
基本設定画面では障害情報取得ツール(DumpStack)の基本的な動作を設定します。監視対象などにかかわらず、全体の動作に適用されます。
本章では、ダンプファイルとログの出力のみ設定します。その他の項目に関してはデフォルト値を使用します。
設定ファイル編集ツール(ConfigEditor)を起動する。
新規作成をクリックする。
ダンプファイルの出力を設定する。
「基本設定」タブの「ダンプファイル」に以下の値を設定します。
- 保存ディレクトリ:c:\excat\log
- プリフィックス名:tutorial
- 最大サイズ制限:デフォルト値
備考
保存ディレクトリにはダンプファイルの保存先を絶対パスで指定します。
プリフィックス名にはダンプファイルのファイル名の先頭に付く単語を指定します。ダンプファイル名は以下の規則で自動的に作成されます。
[プリフィックス名]_[コンピュータ名]_[JVMID]_[JVMバージョン]_[時刻]_[通し番号].dat
ログ出力を設定する。
「ログ・ファイル」に以下の値を設定します。
- 保存ディレクトリ:c:\excat\log
- ログ・レベル:デフォルト値
備考
保存ディレクトリにはログの保存先を絶対パスで指定します。
ログ・レベルにはログに出力する情報の重大度を指定します。
(2)監視タスク
監視タスク画面ではダンプファイル取得のトリガーと、ダンプする内容、メール通知の有無を設定します。
本章では、ダンプファイル取得のトリガーのみ設定します。その他の項目に関してはデフォルト値を使用します。
監視する「例外」若しくは「エラー」の「追加」ボタンをクリックする。
例外ターゲットに「java.lang.NumberFormatException」と入力し、「保存」をクリックする。
(3)設定ファイル保存
設定したファイルを保存します。
「別名保存」をクリックする。
「C:\excat\DumpStack」に「DumpStack.config」という名前でファイルを保存する。
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