本節では、チュートリアルを学習するための環境準備について説明します。Excat for Javaのインストール方法については2.1 チュートリアル環境の準備を参照してください。
想定環境
- アプリケーションサーバ:Tomcat5.5.26
- データベース:HSQLDB1.8.0.10
- 総合環境開発:Eclipse SDK 3.2.x,3.3.x,3.4.x + Eclipse Web Tools Project(WTP)
備考
TomcatおよびHSQLDBについてはtutorial.zipをダウンロードして、任意のディレクトリに解凍してください。WTPのインストール手順に関してはWeb Tools Platform (WTP) Projectを参照してください。
手順
本章ではWebアプリケーションを起動します。以下の手順で起動設定を行います。
(1) アプリケーションサーバの設定
Tomcatの設定を行います。ここでは、「tutorial/apache-tomcat-5.5.26」をCドライブ直下にコピーしたとします。
Eclipseを起動する。
「ウインドウ」-「設定」-「サーバ」-「ランタイム環境」を選択する。
備考
バージョンにより、「ランタイム環境」が「インストール済みランタイム」と表示されている場合もあります。
サーバー・ランタイム環境画面の「追加」ボタンをクリックする。
新規サーバー・ランタイム環境画面で「Apache Tomcat v5.5」を選択し、「次へ」をクリックする。
Tomcatサーバー画面のTomcatインストール・ディレクトリーに"c:\tutorial\apache-tomcat-5.5.26"を指定し、「終了」ボタンをクリックする。
サーバー・ランタイム環境画面に先ほど設定したサーバーが追加されていることを確認し、「終了」ボタンをクリックする。
「ウィンドウ」-「ビューの表示」-「その他」を選択する。
ビューの表示画面で、「サーバー」を選択し、「OK」ボタンをクリックする。
サーバービューが表示されます。
サーバービュー上で右クリックし、「新規」-「サーバー」を選択する。
新規サーバーの定義画面で以下を設定し、「終了」をクリックする。
- サーバーのホスト名:localhost
- サーバーのタイプを選択:Tomcat v5.5サーバー
- サーバー名:ローカル・ホストのTomcatv5.5サーバー(デフォルト値)
サーバービューに設定したサーバーが追加されます。
(2)サンプルプロジェクトの準備
サンプルプロジェクト"Sample2"を作成し、ソースコードをインポートします。ここでは、ダウンロードしたサンプルソース「Sample2sources.zip」を「c:\tutorial」にコピーしたとします。
「ファイル」-「新規」-「プロジェクト」-「Web」-「動的Webプロジェクト」を選択する。
プロジェクト名に"Sample2"と入力し、「終了」ボタンをクリックする。
作成されたSample2プロジェクトを右クリックし、「インポート」を選択する。
「一般」-「アーカイブ・ファイル」を選択し、「次へ」をクリックする。
ソース・アーカイブ・ファイルに"c\tutorial\Sample2sources.zip"を指定し、"src"および "WebContent"にチェックを付けて「終了」をクリックする。
(3)HSQLDBの起動
HSQLDBの起動方法について説明します。ここでは、「tutorial/hsqldb」をCドライブ直下にコピーしたとします。
"c:\tutorial\hsqldb\excat\rundb.bat"を実行する。
正しく起動すると、以下のようなメッセージが表示されます。
備考
HSQLDBを停止する場合は、「Ctrl」+「C」で停止することができます。
また、"c:\tutorial\hsqldb\excat\rundbmanager.bat"を実行することで、HSQDBの管理ツールを起動することができます。使用方法についてはHSQLDBページ を参照してください。
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