OTP認証とは
OTPとはOne Time Passwordの略で二段階認証で使われる方法の1つです。
本人確認のために用いるパスワードの有効時間が短いのが特徴的です。
必要なもの
- Keycloak環境
- Keycloakにログインできるユーザー
- FreeOTPがインストールされたiPhone端末もしくはGoogle AuthenticatorがインストールされたAndroid端末
手順
Keycloakの管理コンソールからAuthentication - Flowsを選択し、FormsのOTP FormをREQUIRED(必須)もしくはOPTIONAL(ユーザーがON/OFFを選べる)を選択します。
タブをOTP Policyに切り替えます。
ここでOTPの設定項目を変える事ができます。
- OTP Type
- Time Based(TOTP) / Counter Based(HOTP)から選択可能です。
- TOTPは現在の時刻をもとにパスワードを生成します。
- HOTPは今までのパスワード生成回数をもとに次のパスワードを生成します。
- OTP Hash Algorithm
- 暗号化アルゴリズムを選択することができます。
- 選択できるのは SHA1 / SHA256 / SHA512の3種類です。
- Number of Digit
- パスワードの桁数です。
- 4桁もしくは6桁から選択することが可能です
- OTP Token Period(TOTPのみ)
- パスワードの有効時間で、単位は秒です。
次にユーザーの設定を行います。
http://localhost:8080/auth/realms/master/account/にアクセスします。
※URLは各自の環境に合わせて読み替えてください。
Authenticatorタブを選択し、FreeOTPもしくはGoogle AuthenticatorでQRコードを読み取り、表示されたパスワードを入力します。
認証が成功するとこのように表示されます
これで設定は完了です。
これでログインするときにユーザー名とパスワード、OTPの認証コードが必要になります。
今回は以上となります
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